少し前、ふと目にした文章です。
本当に自分には大きすぎる悲しみやつらさがあって、それがどこかへ行くことが何かのきっかけになることはあるでしょうが
解決ではないように思います。
数年前、学校で数か月にわたって辛いことがあり、ある日ケガをして帰ってきました。
その日以来、わからない恐怖や不安でいっぱいになって、何も信じられなくて一歩も外へは出られなくなりました。
最初は頭が痛くて横になるのみ。
先生に相談していたのに、友達にも相談していたのに・・・もう何も考えられない。
こんな自分はいなくなればいいと思っていたのでしょうか。
学校からはとりあえず出てこい、と言われ、両親のカウンセリングを勧められ、両親は何があったのかもわからない。
しかし、両親はその子の将来のことを考え、学校へ行くことを進めはするが、本当はどうしていいのかわからない。
その子は、こっそり学校の制服も捨ててしまい、目にしたくないものもすべて捨ててしまいました。
両親も学校へは行かずにほかの事を進めるようになり、もう早く何かをしようと思わなくなりました。
いっしょに食事をして、少しでもいっしょに散歩に出かけられればいいかな。
数か月後、だんだんと生気がでてきました。
学校をやめてしまいましたが、さてまわりの友達はどう思っているのだろうか。
これから、どうすればいいのだろうか。
また違う不安がいっぱい。
受験資格を取得して、受験を受けに行った日、成績よりも友達と会う事の方が気になってドキドキで落ち着かない。
1日目、友達は自分のことを「どうして?」と聞かずに「テストがんばろうな。」だったようです。
成績はもうどうにでもなれ!
本当に勇気を出して前へ進めた大きな1日。
その日を終えて帰ってきた日の子どもの顔と嬉しさが忘れられません。
学校が悪いとか良いとかではありません。
長い人生の中ではたくさんの予期しない出来事もあります。
「選択肢はいくつもある」ということであり、その選択肢は環境やその人の価値観によっても変わります。
「一番大切なのは何なのか」、何かあったときにこそ、
ゆっくりと、しっかりと考えないといけないなと思います。