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隠岐の島での老人ホーム

隠岐の島、遠い島だと思っていたが、飛行機で行けば近い島。

ロウソク岩;このタイミングの写真のために船頭さんは苦労する。時間、場所をよみ、何度もおなじところを行ったり来たり。かなり波が荒いのに大丈夫かと心配になりつつ、こちも何枚かシャッターを押す。

ペーパードライバーの私の足はレンタサイクル。

何度か土俵を見た。コンビニは見なかった。食事どころも限られている。

バスは本数がない。電車もない。

ちょっと最近経験しない不便さ。

港の近くで「これが島ではじめて?唯一?のエスカレータだ」と説明をうけたような・・・

しかし、たくさんの財産がある。

豊かな自然;歴史;ゆったり流れる時間;おいしい海の幸

ここは、後鳥羽上皇と後醍醐天皇が島流しにされたところとしても有名である。

古文で出てきた「増鏡」「吾妻鏡」、歴史で出てきた武士達の名前をいたるところで耳にし、目にする。

そうだったのか~

資料館にいけば、日ごとに違う担当者がおられ、後鳥羽上皇と後醍醐天皇の持論をきけるのも面白い。

歌も多く詠まれている。問題は、後醍醐天皇の行在所が隠岐のどこにあったかである。

島後の国分寺か島前の黒木御所跡か?

島後、島前を訪ね話を聞くかぎり、私は島前かとも思うのである。

近年は、島後といわれることも多いとか。

島の方にとっても今でも大きな問題らしく、老人ホームでのこと、

そこにおられる数名のかたが、「このままでは悔しくて死ねない。」とお話されているとか。

う~~ん。そうなのか。